「佐賀の乱」あらため…
06.15【「佐賀の乱」にわかに地元白熱 「乱じゃない、戦争だ」】朝日新聞社
06.13【佐賀の乱:教科書記述「佐賀の役」に 「陰謀」説受け問題提起 佐賀市議会 佐賀】毎日新聞
06.12【佐賀の乱 / ワードBOX】西日本新聞
うえは先週から今週にかけまして記事になっていた「佐賀の乱」、その呼称改称運動のお話。
概要は西日本新聞の記事に端的にまとまってるんで、ソレを引用しますと
「明治政府を下野した江藤新平が首謀した乱ではなく、明治政府の陰謀だった」とする新学説が唱えられるようになったことが背景にあり、議員側が「佐賀の役」や「佐賀戦争」と呼称を変更するよう主張。市側は運動が盛り上がれば対応を検討することを表明した。
ということの模様。
つまるところコレは、一般認知の「士族の反乱」という語と「佐賀の乱」とでは、乱は乱でもその事情が異なるという線から出た主張なんだと思いますが、仮に「印象が悪く放置できない」とかいう種の主張が改称理由の大まかなところであるのなら、問題は呼称といったところではなく「士族の反乱」というながれでのみ説明されているらしい、教科書記述の方じゃないかと思いました今日このごろ。
看板をかえれば印象もかえやすいってのは察しますが、乱の字が「国を乱したという印象を持たれる。表現を改めるべきだ」(この人のいう乱は「混乱」の乱か)というのであれば猶のこと、説明をシッカリとしないと結局は「佐賀戦争(仮)という士族の反乱ないし混乱がありました」という理解で終わっちゃいそうなヨカン。
例えばおなじ乱は乱でも、「承平天慶の乱」や「平治の乱」であればその背景から「反乱」の乱でこそ解しますけど、「保元の乱」・「治承寿永の乱」・「承久の乱」とかになってくると、コチラは「内乱」や「混乱」(=乱れ)の乱で解してる人が多いですよね、たぶん。
歴史研究の反映を意図するのであれば、佐賀市の中学校の副読本は「最近の研究により新しい見方がでてきている」と記述しているって部分の訴求にこそ、力をいれるほうがいいんじゃないでしょうかね。
歴史なんて問題が大きくなればなるほど異説のない例自体減りますんで、有力説や確説がないならないで、復説表記もしかたないでしょう。私的には不安定な説を教えられるよかマシです。
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